関ジャニ∞'sエイターテインメントDVD&Blu-ray 星5つ★★★★★です
関ジャニ∞'sエイターテインメントのライブDVD&Blu-rayが発売されました。
関ジャニ∞を好きになって足かけ6年、初めて観に行ったライブの映像化とあって、楽しみにしていました。
日程は違えどこの場所に居たという思い入れがあるからかもしれませんが、本編も特典もとても好みでした。
セットリストや構成を振り返り、メイキングやコメンタリーも合わせ見ると、歌もバンドもダンスも演技もコントも、関ジャニ∞のその時の全てを詰め込んだライブだったんだなと思います。
円熟までいかないけれど、若さと勢いだけでもない、30代の彼らだからこそのカッコ良さと色気と可愛らしさと面白さに溢れていて、ますます磨きがかかった演奏力と歌唱力が堪能できる。
関ジャニ∞自身も幸せそうだけれど、その幸せをeighterと共有したいという想い、矢印がしっかりとこちらを向いていると感じました。
メンバーの視線や表情のひとつひとつがそう感じさせるのかな。
「RAGE」と「浮き世踊りビト」は久しぶりに聴きましたが、タコヤキオールスターズの演奏と関ジャニ∞の歌唱がすごくカッコ良くて、ここでぐっと引き込まれました。
全体を通して照明が綺麗で、衣装の色も映えて、男っぷりをあげていたと思います。
客席が暗い時間が長いのか、例年よりうちわの映りこみが少なく感じられ、ペンライトの波が美しく落ち着いた印象を受けました。
360度のステージだからどの角度から見てもキラキラしてるんですね。
ダンス曲も、真上からや退きのカットも多めで見やすく、マルチアングルがなくてもそれほど残念だと思いませんでした。
過去のライブ映像では、関ジャニ∞の歌声が小さいとか、お客さんの歓声が大きいとか、ヒーンて耳障りな音が聞こえるとか、客席のカットが多いとか、ダンスの良いところが抜かれていないとか、その時々によって残念ポイントがあったのですが、今回はほぼ全編においてストレスなく観ていることが出来ました。
眼と耳の満足度が高いと、こんなにも心が満たされるんだな。
アコースティックコーナー、最高!
ライブでも「言ったじゃないスカ」が楽しくて楽しくて。
どの曲にしようか、どんなアレンジにしようか、ファンを楽しませようとあれこれ考えて作ってくれたんだろうなぁと思うとほっこりします。
間のMCもリラックスしていて楽しそう。
日替り曲を特典で入れてくれたことも嬉しいです。
エンディングに向けての怒濤のバンド。
全員が歌えてイケメンのバンドにメロメロにならないわけない。
特典で各会場のバンド前映像が観られるのも良いです。
普段メインボーカルじゃない人が歌ったり、楽器を交換しているのってなんだかワクワクします。
「象」の前、本来は安田くんのギターソロだけのところオーラスではセッションがあったこと、レポで見て知っていました。
これ、映像に残って良かった。
大山田3人のセッション、カッコ良くて思わず変な声が出ました。
丸山くんが入りの音を探っているので、本当に自然発生的に起こった即興演奏なんだと分かります。
これ、生で聴けた人、盛り上がっただろうなぁ。
私的お待ちかねだった「象」2番のベース。
なんてカッコ良いの。
丸山くんを抜いてくれてありがとう。
みんなの歌と演奏も熱い。
安田くんとすばるくん、映りこむ大倉くんの表情から感情の昂りが感じられて胸がキュッとなります。
♪傷跡隠して微笑む 君の優しさを知ってるよ
♪生まれてくれてありがとう 一人きりじゃないよ
この時彼らの胸にはどんな想いが去来していたのだろう。
♪その足で踏み出せ 世界は変わる
泣くよぉ。
このあと大倉くんの挨拶があります。
元気ライブでのオーラス欠席について、
「プロとして(ステージに)立っているのが当たり前」
「皆さんを泣かせてしまった」
「僕のことでメンバーを謝らせてしまった」
と、苦しかった胸のうちを誠実に語ってくれました。
元気ライブの映像はとんでもなく不完全だったし、やっぱり納得できない気持ちがありました。
けれど「象」を歌うエイトの気迫と大倉くんの姿を目にして、すとんと何かが剥がれ落ちたように、終わったことをグチグチ考えるのはやめようと思えました。
もういい、今回こんなに素晴らしい映像を届けてくれたのだから、そういう気持ちになりました。
全員ビジュアルが最高で、歌もダンスもバンドもカッコ良いのはもちろん、丸山くんの良いところがたくさん収録されていたことが、私にとっていっそう満足度をあげています。
「The light」「ブリュレ」「I to U」「Black of night」「がむしゃら行進曲」「Tokyo holic」「NOROSHI」「象」など、丸山くんの歌唱やベースに好きなフレーズが入っている曲が多いセトリでした。
「粉もん」「クリスマスイブ」もステキ。
本編にも特典にも、歌でもバンドでもダンスでも、それからMCでも、レンジャーでも、ファンサでも。
甘い歌声、男らしい歌声、優しい笑顔、真剣な眼差し、憂いある視線、色っぽい仕草、ベースを奏でる男らしい手。
MCではっちゃけたと思ったら、気を遣い。
コメンタリーでは食べまくり、しゃべりまくり、時々男前発言。
丸山くんのありとあらゆる面が、盛りだくさんなんですよねぇ。
メイキングは、ドームで様々な最終チェックを行う仕事モード全開の関ジャニ∞がたっぷり。
こういうの見たかったんだよ。
コメンタリー、楽しい企画です。
自分たちのライブ映像を見ながら真面目に語ったりヘラヘラしたりしているエイト。
それを見ながら、言葉を一生懸命聞き取ろうとしたりニヤニヤしたりするeighter。
という図が出来上がるんですねぇ。
面白い。
結果、DVDもBlu-rayも纏めて評価は星5つです。
と書いている間に、BIG NEWS!!
関ジャニ∞の演奏技術が他のバンドに比べて上手いのかまだまだなのか、私にはわかりません。
けれど聴く人の心を動かすのは技術じゃなく、どれだけの熱量でステージに立って想いを伝えようとするかだと思うので、関ジャニ∞はやってくれるんじゃないでしょうか。
彼らが見たい景色が、そこにあることを祈ります。
横山くんお誕生日おめでとうございました
一夜明けてしまいましたが、あらためまして。
横山くんお誕生日おめでとうございます。
横山くん、お誕生日おめでとう。
— じゅね (@junemaru3) 2017年5月9日
いつも関ジャニ∞のことが好きだと言葉にしてくれてありがとう。
トランペットを始めたのも驚きでしたが、今度は舞台で歌うことにも挑戦して、貪欲に新しいことに挑戦し続ける姿に惚れ惚れします。
笑顔が溢れる年になりますように。 pic.twitter.com/O7BApmuvQT
誕生日当日Twitterで呟いたとおり、芸能界での存在を充分に確立したと思われる今でも、新たなことに挑戦し続ける姿勢が素敵だなと思います。
立ち止まったり同じことだけを繰り返していたら、きっと今いる場所に留まることさえ出来ないと分かっているからでしょう。
おかげでeighterは日々楽しいです。
横山くんの言葉で印象にのこっているもの、8UPPERSライブでの挨拶やWINK KILLERでのメンバー皆への手紙、EIGHT×EIGHTERライブでの挨拶、それから十祭での挨拶など。
関ジャニ∞が好きだという気持ち、メンバーが大切だという想いを、いつも言葉にしてしっかり伝えてくれる横山くん。
それらの言葉を聞くたび、あぁ関ジャニ∞は大丈夫、素敵なグループだと安心できるのです。
ありがとう。
家族のことを話す横山くんも、優しい人柄が滲み出て良いなと思います。
横山くんは、私が関ジャニ∞に興味を持ってから二番目に認識した人です。
クイズショウや左目探偵も見ました。
常人でないミステリアスな役が、横山くんの美しさによく合っていたと思いますが、私の好みとしては、どこか俳優さんとしてピンときてなかった。
けれど、破門で見た横山くんはとても良かったです。
何がどう違うか説明しにくいけれど、役の二宮啓之がちゃんと地に足をつけてそこに居たという感じがしたんです。
もしかしたら、前の舞台で鈴木裕美さんに鍛えられたのかもしれない。
「めっちゃ怒られた、考え方も変わった」と横山くんは言っていたけれど、鈴木さんも「芝居を好きになってくれているのがわかった」と仰ってくださったようですしね。
私は関ジャニ∞の音楽も大好きなので、横山くんが音楽をすることから一歩退いているように見えた時期は、ちょっともどかしさを感じていました。
だからドームライブでトランペットを初披露し、楽しそうにセッションする姿を映像で観たときは嬉しかったです。
今も忙しいなかたくさん練習しているのでしょうね。
エイターテインメントライブで京セラドームに響きわたったトランペットの音色は本当に力強くて綺麗で感動しました。
36歳を迎える今、歌って踊って芝居する舞台に挑戦している横山くんの勇姿を、自分の目で見られないのは心残りだけれど、 きっとこの経験を経てさらに魅力的になるのでしょうね。
そんな横山くんにこの夏会えたら良いなと思います。
渋谷すばるくんが歌う『スローバラード』
すばるくんが出演したNHKの音楽番組「歌謡チャリティーコンサート」を見ました。
とても良かったです。
清志郎さんの歌を初めて聴いたのはいつだったか。
10代の頃か20歳になっていたか、『雨あがりの夜空に』をテレビでよく耳にしたと記憶しています。
曲調がカッコ良いと思ったし、清志郎さんの声で歌われるちょっと色っぽい歌詞にもドキドキしていたように思います。
その後、もう少し大人になってから手にしたRCサクセションのベストアルバムで、良いなと思ったのが『スローバラード』。
切なくて心がかきむしられるようでいて、どこか甘い気持ちにもさせてくれる清志郎さんの歌を、大切なものを思い出すような気持ちで聴いてきました。
時は流れ、一回りも年下の関ジャニ∞の音楽に魅せられてから数年、すばるくんが「The Covers」という番組で『スローバラード』を歌いました。
好きだった曲を、好きなアーテイストが歌うことで、ますますその曲を好きになるという経験をしました。
すばるくんがソロでリリースした『記憶』に収録されている『乗っかりトレイン』を聴いたときには、歌詞が『雨上がりの夜空に』を想起させて、すばるくんは清志郎さんが好きなんだなと嬉しく思ったり。
すばるくんの『スローバラード』が音源になったのは、カバーアルバム『歌』です。
もちろんこれも良いのだけれど、アルバム発売後に行われた「渋谷すばるLIVE TOUR 2015」のDVDで聴ける『スローバラード』がものすごく熱い。
赤いコードを手に、今にも泣きだしてしまいそうな表情で、魂の叫びを吐き出すかのように歌う姿に圧倒されます。
管楽器のアレンジも最高にカッコ良いです。
「歌謡チャリティーコンサート」でのすばるくんは、もう少し優しくて、
♪あの娘の寝言を聞いたよ~
のところなんて、あの娘のことが本当に愛おしくて、思い出したら照れくさくなっちゃったって、そんな感じでした。
甘くて、切なくて、ふっと見せる微笑みにドキッとして、切々と歌い上げるところでは胸が締め付けられて。
良かったなあ。
清志郎さんを追悼する場面での歌唱は、特別な思いがあったでしょうし、緊張していたかもしれません。
関ジャニ∞のファンとしては、清志郎さんを敬うように丁寧に、オーケストラをバックにのびのびと歌うすばるくんが、とても誇らしかったです。
人の心をうつ歌というのは、歌い継がれていくもので、様々なアレンジで聴かせてもらって、改めて良さに気づいたりするものだと思うから、すばるくんにはこれからも堂々と歌っていって欲しいなと思いました。
関ジャム完全燃SHOW ♪アゲイン2
今回はゆずの『アゲイン2』をジャムセッション。
ゆずのお二人の歌声に引っ張られ、北川さんの弾ける笑顔に乗せられ、楽曲の持つ力に煽られて、ゆずと関ジャニ∞と蔦谷さんが共に駆け出していくかのようなセッションでした。
観ていて、聴いていて、ただただ気持ちが良かった。
すばるくんが視聴者に届けたいと言った、まっすぐな曲の持つ力、ちゃんと受け取りました。
ゆずのお二人の歌声は、まぁ分かっていましたが、やっぱり圧巻。
すばるくんも、今回は無理なく伸び伸びと歌っているようで良かったな。
「虹」のときの、ヒリヒリした渇望剥き出しの歌も好きですけどね。
ゆずのお二人が向かい合って歌うことって普段あるのかな。
北川さんが歌い出しで岩沢さんを見つめる視線が優しくてほっこりしました。
関ジャニ∞のメンバーに向ける表情は前回も今回もとても温かくて、セッションを楽しんでいるのが伝わります。
1回目の「♪君が君である為に~」
カメラに向かって歌うすばるくんも楽しそう。
同じく「♪君が君である為に~」の大倉くんのドラムがカッコ良くて、その後、大倉くんと目を合わせながら奏でる安田くんのギターソロは聴かせどころ。
そこに被せるように動きが早くなる丸山くんのベースも気持ち良くて、「♪街の音にかき消されていた夢~」と続いて落ちサビ前まで、丸山くんを映して欲しいなぁと思いながら観ていました。
この辺りドラムとベースがカッコ良くて好きです。
後奏を演奏する丸山くん。
ぐっと体を沈めながら弾いたあと、北川さんをチラッと見て微笑むのが可愛い。
みんなが満足そうで楽しそうで、これぞコラボレーションの醍醐味。
他にも今回ツボだった丸山くんは、アゲインて俯きながら歌う丸山くん。真剣な横顔の丸山くん。一瞬だけカメラ目線の丸山くん。
関ジャムを見る前に、Twitterで蔦谷さんのブログを読む機会がありました。
共感覚と絶対音楽的感覚について書かれていて、興味深く読みました。
音を聞くと色や風景が見えたり、見たり感じたりしたものが音として脳内で再生されるというのが共感覚というらしく、蔦谷さんも持っているそうです。
これ、関ジャニ∞だと安田くんも持っていそうなんだけど、どうなんだろう。
この感覚が研ぎ澄まされたとき、ひとつの才能として開花するのかしら。
一方で、歌詞の意味やイメージではなく、音の列びや響き、そのものの美しさに惹かれるという音楽の聴き方をしていて、曲を作るとき意識しているとも。
「虹」のストリングスの響きやコーラスが美しいのはこういう意識によるものなのでしょうか。
セッション前のトークでは、ゆずの屋台骨話が印象的でした。
「守っている世界だけでは物足りなくなるのか」という古田支配人の問いに、北川さんは「ものを作っている以上は常に可能性や新しい景色を模索している」と答えながらも、ゆずとしての確固たる屋台骨があるから、どんな風にアレンジされてもぶれないし、いつでもまた二人だけでやっていけるという自信が根底にあるというような話でした。
この話を聞いていて、いわゆる一流と言われる人たちの、ひたすらがむしゃらに頑張る時期を過ぎたあとの姿勢を見せられた、そんな感じがしました。
そして気になるのが関ジャニ∞のこと。
今年初めからのテレビ誌での言葉や、特典DVDの新年会などから、ひとつ段階を進もうとする関ジャニ∞の姿を感じてきました。
がむしゃらに頑張るだけではない、もっと先の、自分たちを俯瞰で見てプロデュースし呈示していく時期にある、そういうことなんだろうか。
奇しくも、来週ゲストの本間昭光さんが「吸収と努力と進化を続けるミュージシャン」と、関ジャニ∞を評してくれているのを目にしました。
CDリリースやライブ、雑誌からだけでなく、冠番組を通しても、進化する関ジャニ∞を進行形で感じていきたいと思いました。
丸山隆平主演舞台『マクベス』を振り返る
もう一度、会いたい。
ウィリアム・シェイクスピア没後400年にあたる2016年、6月26日から7月24日までグローブ座の名を冠した劇場で上演された丸山隆平主演舞台『マクベス』。
幸いなことにライブビューイングと一度の観劇の機会に恵まれました。
昨年末、‘’BEST STAGE Re:ACT of 2016‘’ と ‘’STAGE SQUARE Playback STAGE 2016‘’ で丸山くんの舞台を振り返るインタビュー記事を読んで思いを馳せていました。
そして先日、演出鈴木裕美さんの ‘’シナリオ5月号 私たちの好きなシェイクスピア‘’ と題した座談会記事を読み、また想いをつのらせています。
鈴木さんによるとこの時の舞台は、
演目『マクベス』が先に決まって、ジャニーズ事務所が丸山隆平にやらせたい
ということだったよう。
以前丸山くんが、事務所が持ってくる仕事には信頼をおいているというような話をしていたのを思い出しました。
マクベス前の雑誌取材で、丸山くん自身は、
高すぎる壁からは極力逃げたい方だけれど、事務所がいい柔軟剤を持っていて、かたくなになる前にほぐしてポンと背中を押してくれる
と言っていました。
鈴木さんが座談会で『マクベス』についていろいろ語っておられます。
とにかく若いキャスティングで。
これから子供を作るはずだった夫婦の話だから、ほんとは50代であるはずがない。
若い人があまりやらないことについては、
マクベスはある程度の腕がないとできないですからね。
と。
それから、
シェイクスピアは言葉が難しく高尚なものと思いがちだけど、実際はエロとグロに満ち溢れている。
読むだけでなく公演を観ると良い。
ただ台詞を言っただけでは面白くない、俳優と演出家が素敵じゃないと、特に俳優が素敵じゃないと。
後半はシェイクスピア全般についての言及ですが、こう話すくらいだから、先の『マクベス』は、演出家自ら意欲的に若いキャストで取り組み、素敵な俳優たちだと自信を持って送り出した舞台だったと思って良いのだろうか。
ラブラブだということでやりたかった。
僕の伴侶を王妃にさせてあげたかった、というふうに演って、と言った。
奥さんはマクベスがそれを思っているのを知ってるから、それに乗ってあげなくちゃいけない。
最後の場面の演出については、
最後マクベスが戦う時、妻の幻覚を見て正しい男として潔く死んでいくというラストにしました。
男はこうなんなきゃいけないんだと、正しい男像みたいなものを二人(マクベスと夫人)で作ろうとしている話だと思ったから。
鈴木さんの言葉通り、マクベス夫婦の瑞々しくも痛々しい愛情を感じる物語になっていたなと思います。
年末の雑誌で、丸山くんがマクベスを演じる中で芽生えた感情として語っていたこと。
稽古中から、早くマクベスとして死にたいって思ってたんですよ。稽古だとなかなか死んでる感じがしなくて。マクベスの早く楽になりたいって境地まで行きたいとずっと思ってましたね。僕にはマクベスを演じていて、刺されて解放される感覚があったんですよ。本番一回一回、ちゃんとマクベスとして死にたいと思っていました
マクベスを演じていたというより、マクベスであったと表したほうが良いのでは、と思わされる言葉だけれど、 稽古中の丸山くんは役には引っ張られないとも言っていたっけ。
久しぶりにマクベスの訳本を開いてみました。
明日、また明日、また明日と、時は小きざみな足取りで一日一日を歩み、ついには歴史の際の一瞬にたどりつく、、、
人生は歩きまわる影法師、あわれな役者だ、舞台の上でおおげさにみえをきっても、出場が終われば消えてしまう、、、
第五場、夫人の死の知らせを受けたあとのマクベスのこの台詞の箇所に、観劇後の覚え書きのようなメモを残していました。
舞台上手側上段
台詞を言うまで間をとって
なにかを堪えるような表情のマクベス
悲しみが深すぎて何も映さないような瞳
呼吸を忘れてしまうような美しさ
ここが Tomorrow speech として有名だということは後から知ったのですが、初めて観たライブビューイングで、この場面のマクベスに胸が締め付けられて苦しかったのを覚えています。
第八場、マクベスとマクダフの戦いの場面にもメモを残しています。
舞台上段に魔物と亡霊(ダンカン、マクベス夫人、バンクォー)
マクベスは夫人の亡霊を見て、再びマクダフと戦うことを決意
慈愛と覚悟が入り混じったような表情で夫人を見るマクベス
マクベスとマクダフの激しい戦い、最初は剣で、やがて取っ組み合いに
マクダフの剣がマクベスの胸に突き刺さる
光り
そのまま舞台奥へ
全面に血、滝のよう
困惑、野心、嫉妬、愛情、悲嘆、絶望、狂気など、丸山くんのあらゆる感情表現と、放たれる色気に心を揺さぶられ、光を宿したり失ったりと様々に色を変える目に心を奪われた舞台でした。
けれど記憶はだんだんと薄れていくし、何度も観たくなる魅力のあるものだったから、映像化されないことが本当に残念。
観ることが叶わなかった人にも、これから丸山くんを知る人にも観てもらいたいのになぁ。
いつかまた舞台に立ち、新しい世界へと誘ってくれる丸山くんに会いたいものです。
関ジャム完全燃SHOW ♪(RE)PLAY
今回のセッションは三浦大知さんの『(RE)PLAY』。
もともとダンスのための打ち込み曲だから、かっこ良さを存分に追求したリズムやメロディで、普通に聴いてもかっこ良いと思うんです。
それをバンドサウンドで演奏する。
今までの経験上、関ジャムアレンジがかっこ良くならないわけがない。
『DEPARTURES』しかり、『桃太郎』しかり、『PPAP』しかり。
三浦さんのパフォーマンスはさすが。
体を自由自在に扱うスマートなダンスはもちろんのこと、あんなに激しく踊っているのに歌声にも張りがあって。
自身のスタイルを貫いて、突き詰めていこうとする意志の強さも感じました。
そんな三浦さんにも全くひけをとらない演奏を、関ジャニ∞は聴かせてくれたのではないかしら。
私にはそう聴こえました。
イントロの軽快なリズムに乗って始まる丸山くんのベース、イントロの軽快さそのままで良い感じ。
安田くんのギターも軽やか。
首でリズムを取りながらノリノリで安定感のある大倉くんのドラム。
キレのいいカッティングを聴かせる錦戸くんのギター。
「A,B,Cの次は~」のメロディに沿って奏でられるベースの音が艶っぽい。
後のガツンとくるスラップとの対比が際立ちます。
「いつも完璧に~」の安田くん、声色も表情も素敵。
流した視線にうっとりして、うつむき加減の笑顔の可愛らしさにやられます。
バックの丸山くんのベースラインがやたらかっこ良い。
三浦さんは安田くんに寄り添って歌っており踊っていないのだけれど、三浦さんの飛び跳ねるダンスを彷彿させるようなベース。
ブンブンと跳ねるけれど強くて綺麗な音が響く丸山くんのベース、かっこ良すぎて腰が砕けそう。
ほとんど映らないけれど。
耳で聴いて姿を想像する、関ジャムが始まってからそんな技が身についたかも。
「Rule2恥じるものなんてない~」の錦戸くんの歌はハスキーでセクシー。
丸山くんの跳ねるベースと、三浦さんたちの激しいダンスステップが見事に合わさって高揚感をもたらしてくれます。
大倉くんのドラムは本当に頼もしい。
大きな背中が堂々としていて、エイトバンドの礎であることを実感します。
終わりに向かう「What's your Scenario? ~ 好きなだけ(RE)PLAY」のところは、それまでと少し違う雰囲気で、伴奏はちょっとメロウな感じ。
ドラムとベースのリズム隊を支えに、演奏の音にも厚みを感じるし、最後までリズミカルなところはキレ良く、メロウなところは豊かにと、メリハリのあるセッションだったと思います。
エイトメンバーが三浦さんを囲んで演奏をしたり、三浦さんが一人一人のところに来て歌ったり、ダンサーさんも一緒に錦戸くんを囲んで踊ったりする演出も、一体感を感じました。
三浦さんが来たときの、メンバーそれぞれの笑顔が、嬉しそうだったり、照れくさそうだったり、満足そうだったりで、良かったなぁ。
エイトは目の前で踊る三浦さんの力強いダンスに、三浦さんはエイトの楽しげな演奏に、それぞれ、より煽られて相乗効果を生み出していたかもしれない。
こんなセッションをテレビで見られるなんて、贅沢。
今後の関ジャム完全燃SHOWも関ジャニ∞もますます楽しみです。
関ジャニ∞特番~ジャニ勉リニューアル、丸山くんにふさわしい場所
子供の春休みが終わり、ようやく関ジャニ∞の特番などの録画をゆっくり見直すことが出来ました。
春休みに入る前、子供が学校の先生から聞いてきた話をひとつ。
『Anyone is cut out for something.』という英語の言いまわしについて。
訳すと、『誰にでも何かしら向いているものがある。』
cut out には、元々「布から型に合わせ切り取る」という意味があり、転じて○○に向いているという意味になるそうです。
『誰でもが、何かのため、何かを為すために、この世に切り取られてきている。』
自分はどのような素材の、どのような色柄の『布』なのか。
それを活かせる『服』はどんなもので、自分はどのように切り取られているのか。
時に、自分はこんな『服』になりたかったんじゃないと思うことがあったとしても、必ず誰にでもなるべき『服』が用意されているのだから、人はそれを探しながら生きていくのでしょう。
子供には、ほんの些細なことで良いから「何かのため、誰かのため」を考えていられる人であって欲しいです。
そして、ジャニーズのアイドルとしてこの世に切り取られてきた丸山くん。
彼にとって人生はまだまだ前半だから、アイドルとしての姿、芸能人としての姿だけが、彼のあるべき姿だと断定はできないし、彼の本心を知る由もないけれど、芸能界で活躍する姿を見るにつけ、今はこの場所に来るべくしてやってきたと感じてくれていたらいいなと思います。
最近見た番組の中から印象に残った場面をいくつか。
関ジャニ特命捜査班7係、景気イイ芸能人の副業に潜入!
堂々としていて面白さもある横山くん、村上くん、安田くん。
テンション低めながら、落ち着いてしっかり突っ込んだりもする大倉くんと錦戸くん。
ソワソワしっぱなしのすばるくん。
おっかなびっくり感満載の丸山くん。
それぞれ個性的で楽しいロケ風景でした。
スタッフさんの関ジャニ∞いじりも秀逸で、メンバーが気持ちよく反応してくれるから、スタッフさんもいじりがいがあって楽しいのでしょう。
私的見どころは、丸山くんがほほえみデートのお返しにと、錦戸くんに刺繡を施したタオルをプレゼントする場面。
なれない刺繍をチクチクしながら、
「ひと針いれるごとに彼との思い出が蘇る」と真剣な表情で語る丸山くん。
スタジオで「あの時のお礼をやっと出来るなって、宜しければ受け取ってください」と錦戸くんに向き合います。
刺繍は、拙い文字の“やきそば”“マヨネーズ”に“丸山”も。
刺繍の出来映えを見て、メンバーが口々に茶化す中、
「亮ちゃんの好きなものを刺繍した」と聞いているこっちが恥ずかしくなるよう台詞を言ってのけます。
それを聞いてくすぐったそうに照れる錦戸くんも、
「ヘタクソ具合が嬉しいじゃないですか」と慣れない刺繍を頑張った丸山くんのその心意気が嬉しそう。
「ちゃんと感動してる!?」と錦戸くんの反応に驚きを隠せない(ふりで突っ込む)横山くんに対して、「なんで? せえへんの?」と感動することが、さも当たり前と言わんばかりの錦戸くん。
ほほえみの二人が文字どおり微笑ましくて、顔がにやっけぱなしでした。
「Dear Eighter」で丸山くんは錦戸くんのことを「彼とはちゃんとぶつかった方がいい人」と評しています。
錦戸くんは丸山くんについて「むかしから、オマエとか一方的にキレてる。」と語っています。
子供から大人へと成長する多感な時期を共に過ごし、遠慮無く本音で言い合う時期を経て、今、良い距離感でお互いを尊重しあえる関係に落ち着いているのだろうな。
二人の関係性の根っこ部分は変わらないまま、ほほえみデートで強まった関係がさらにまたひとつ良いものになっていたら嬉しいな。
MBS65周年特別番組アーっと驚く!カンサ偉ジン博覧会
本放送の前日、番宣のために出演した番組で、丸山くんは後輩の中間くんにこんなことを言っていました
「ラジオ1本持ってかれたんですよ。生放送3時間のやつ持っていかれたんです。」
思ったことをわりとすぐ言葉にするのは、丸山くんの素直な性格の表れ。
人当たりが柔らかで真面目という、そもそもの前提があるから、少々毒を吐いても嫌味に聞こえません。
レコメンは、丸山くんもラジオならではの雰囲気を楽しんでいるようでしたし、交代は残念だという気持ちがなかったわけではないと思います。
でも現状に留まることを良しとせず、常に上を目指し続ける彼だから、後輩くんへの恨み節などあるわけないですね。
この発言によって場が和み、中間くんとの先輩後輩の親しげな関係性も垣間見えて、可愛いなあなんて思って聞いていました。
さて翌日、特番の生放送本番ですが、番組のタイトルコールでいきなり噛みましたね、丸山くん。
フット後藤さんに突っ込まれて、「3秒前でグッと緊張した」とあっけらかんと話していました。
本当に愛すべきキャラクター。
完璧に物事が進まないところが気になって愛しくてたまらないです。
MCでは言葉遣いなどに危なっかしさを感じることもありますが、丸山くんの持つ冬の日だまりのような控えめで穏やかな物腰は、番組全体の雰囲気作りに果たす役割が大きく、少々の心許なさを補って余りあると思います。
丸山くんの素直で飾らない語り口は、フット後藤さんや東野さんやヒロミさんなど鋭いながらもまったり気味の突っ込みと一緒になると、温かさや親しみやすさが増します。
サタプラのような健康番組とか、今回のMBS特番のような頑張る人が出演して、誰も傷つかないバラエティのMCには、丸山くんの見た目の麗しさとか品の良さが合っているし、好印象に作用していると思います。
以前一度だけあった、一般人の印象とのズレ具合によって穴に落ちる番組、あれはちょっと下品で丸山くんには合わないよ。
横山くんも外れて良かったと個人的には思っているし、政治的イデオロギーがちらつくワイドショーや報道系番組なんかのMCにもならなくてよろしい、と勝手ながら思っています。
MUSIC STATION 3時間SP
3月のプレミアムフライデーのこの日は雨の中、屋上からのパフォーマンスになりました。
最初から最後まで全く寒さを感じさせない丸山くんの笑顔と立ち姿には、様々な方面への気遣いを感じました。
演者が寒そうにしていたら、この演出を考えたスタッフさんも気に掛かるでしょう。
おそらくメンバーより長く雨にうたれた番協の人たちを楽しませようという気持ちがあっただろうし、テレビの前で悪天候を心配するファンにも思いを馳せてくれていたかもしれません。
「なぐりガキBEAT」と「がむしゃら行進曲」のSPメドレーは、エイトみんなが楽しそうでとても良かった。
歌声もよく響いて素敵なコーラスを聴かせてくれました。
彼らを見たら100%笑顔になれる。
これってすごいことです。
尊い。
10周年を迎えてリニューアルされました。
セットやオープニング映像が大人っぽくなり、内容もトーク中心に変わりました。
バーのようなセットでのオープニング映像はスーツでビシッと決めていて素敵です。
私がジャニ勉を見始めたのは、2011年の楽しんごさんゲストの回からです。
以降、メンバーが自由にワイワイする姿や即興演技や丸山くんの数々のギャグやキャラクターを見てきました。
すばるくんと丸山くんが共鳴する桃太郎とか、
安田くんと大倉くん演ずる不良兄弟に絡まれる短ラン姿の丸山くんとか、
上半身裸でマイクパフォーマンスに挑むセクシーな丸山くんとか、
みんなが笑うまで全力でかけまわるお坊さん姿の丸山くんとか、
即興コラボwith丸山ダンサーズとか、
メンバー全員で臨んだミュージカル風民衆の歌とか、
悪ふざけが楽しい枕投げとか、
お決まりの「さかなっさかなっ」や「あうあう~」とか、さよならおじさんとか、
たまにはカッコ良く走り高跳びを決めちゃう丸山くんとか、
お値段丸ごとSHOW TIMEの丸山くんのダンスとか、、、
もう見られないのかと思うと少し残念だなと思っていました。
ただ、知ってんKNOW前の丸山くんはソワソワさせられることがあるので、コーナーが無くなって少しホッとしているのも本音です。
丸山くんがギャグをするのは嫌いじゃないし、本人が好きでやっているのならお好きにどうぞと思うし、メンバーが笑わないのも全く気にならないのです。
ちゃんと丸山くんのいろいろを分かったうえで笑う時と笑わない時があるのだと思うから。
メンバーが笑わないのにつられるようにして客席が冷ややかな時に、ちょっとだけ早送りしたくなるのです。
リニューアル第一回目ですが、丸山くんけっこう体を張って動いていました。
自ら嬉しそうにやってみるところ、フットワークの軽いところ、好きです。
ゲスト俳優さんが尺八、安田くんがギターでセッションする際には、タンバリンとカスタネットでこっそり参加。
リズムを取りながら軽快に歩いていきます。器用で音楽センスの良さを感じさせるところも好きです。
メンバーには邪魔ってヤジられちゃいますけど、これは丸山くんのサービス精神のなせる技。
それに対して茶々を入れるメンバー、そこまで含めて関ジャニ∞。
丸山くんにはこれからも目一杯、舞台を大きく使って欲しいです。
だらだら書きましたが、丸山くんをテレビで見ていて不快な気持ちにさせられることは、まずありません。
丸山くん自身が楽しんでいるのはもちろん、たとえしんどい時でも視聴者やファンのため、共演者のため、スタッフのためという視点が常にあるからなんだと思います。
きっと、アイドル、芸能界という場所は、丸山くんが見つけた丸山くんにふさわしい『服』なのでしょう。
少なくとも今は。
彼がその『服』であり続ける限り、応援していきたいなと思います。