関ジャム完全燃SHOW ♪CRAZY GONNA CRAZY
関ジャム完全燃SHOW、食わず嫌い企画〜オーケストラ編を見ました。
オーケストラについて一から教えてくれるトークも興味深かったのですが、セッションが素晴らしかった。
楽曲はTRFのCRAZY GONNA CRAZY。言わずと知れたダンスナンバー、と言ってもサビ以外は知っているようでよく知らなかった私です。初めてちゃんと聞いたような気がするけど、もう何十回もリピったのできっと歌えます。
関ジャムのセッションで、ダンスナンバーや打ち込みの楽曲を編曲したものは、今までハズレ無し!! いつだって素晴らしいセッションに化けるんです。
東京フィルハーモニー交響楽団の皆さんとティンパニーに横山くん、キーボードに村上くん、ボーカルに丸山くん、peachさんと大西さんの姿も見えます。
本番前の丸山くんのコメント。
オーケストラ背負って出来ることなんてない。貴重な体験なので楽しみたい。
昔は、8時だよ全員集合のようなバラエティでもオーケストラやバンドによる生演奏があったけれど、最近の音楽番組では、オーケストラの生演奏で歌うことも減ってきていますね。ましてやアイドルグループの一員である丸山くんにとっては、関ジャムでなければ得られない機会だったかもしれません。
すばるくんがNHKでスローバラードを歌ったのを思い出したりしました。
いつも緊張が手に取るようにわかる丸山くんも、コメントしているときは落ち着いて見えましたが、オーケストラの前に立ってからは、後ろに向かって一礼したのでしょうか、振り返りながら目を瞑って息を吐く様子は、なんだか緊張しているような感じも。
村上くんが頬を膨らましてキョロキョロする様子も、まるで丸山くんのことを気にかけているようにも見えました。
そういえば雑誌では、「リハーサルから緊張してそわそわしている丸山。緊張をほぐすように優しく話しかける村上はまるでパパ⁉」と書かれていました。
ありがとう村上くん。
セッションスタート。
まずはオーケストラによる、きらびやかでゆったりとしたCRAZY GONNA CRAZYの主題の提示から。村上くんが頭を振ってテンポを取っています。
上がっていく音階と横山くんのティンパニーが次への展開を予感させます。これヨナ抜き音階ですよね。関ジャムで学んだ知識ですけど合ってます?
緊張のあまりトランペットで涙目になっていた横山くんも、打楽器のときはポーカーフェイスでシュッとしていてカッコ良い。
‘’ダイヤを散りばめてる様な‘’
ここからは短い音で軽快な演奏へ。
丸山くんの歌声と歌詞が相まってハッとするほどキラキラしています。
横山くんの ‘’散らばったジェリービーンズ‘’ に匹敵するキラキラフレーズが生まれましたね。
‘’夜景を車から見てるよ‘’
軽やかな歌と金管楽器が交互に現れて、まるで会話をしているみたい。
歌詞通り ‘’ゴキゲン‘’ な雰囲気。
歌い出しの丸山くんから何かを感じたのか、村上くんが丸山くんを見てニコニコ笑っています。丸、調子ええぞ!とか思っていそう。
‘’何が一番大切なの?‘’
‘’聞きたいけどなかなか言えない‘’
今度は歌と木管楽器のコロコロしたメロディーが交互に。
‘’真面目な自分は茶化しちゃう自分に 負けてるいつもね‘’
滑らかなハーブが加わってしっとりと。
丸山くんもオーケストラの演奏に合わせるようにしっとりと歌っています。
真面目な自分は茶化しちゃう自分って、ちょっと丸山くんのことみたい。丸山くんがギャグで盛り上げたりするのは、真面目な自分を隠したいというよりは、とにかく周りを楽しませたいからなんだろうけれど。
‘’だけど不自然じゃなく素直になれるよ 今夜は‼ ‘’
演奏も歌もサビに向けてへ盛り上がっていきます。物語なら、自分の殻に閉じこもっていた主人公が、勇気を得て外の世界へ飛び出す瞬間かな。
一回目のサビ。
‘’CRAZY GONNA CRAZY……‘’
スネアやティンパニーも入って豪華に、闊歩するように。丸山くんの歌もしっかり演奏に合わせて伸びやかに。
‘’星が降る公園を あざやかに色染めて 長く清らかな道を歩いてく ついてゆくよ ずっと 夜が明けなくても‘’
無理のない綺麗で真っ直ぐな歌声ですよね。
はぁため息が出ちゃう。
そして、暗転。
照明も暗くなって雰囲気が変わります。
あたかも主人公に試練がやってくるように。
‘’フーウーウー ウーウーウ……‘’
丸山くんとオーボエとの囁くような掛け合いから、バイオリン、フルート、トランペットと次々と楽器が重なっていく、張り詰めた空気にゾクゾクと鳥肌がたちました。
トランペットのうしろでオーボエが吹いている、「ソーラソーラソーファミ♭ファレ」がラフマニノフのピアノ協奏曲に出てくるフレーズですかね。
編曲の方の遊び心で、TRFからT=チャイコフスキー、R=ラフマニノフ、F=ファリャの有名曲のフレーズが盛り込まれているのだとか。
暗転してからが好きすぎて、何度も何度もしつこく聞いていたら気づきました。やっとか、という突っ込みは無しで。
花のワルツと火祭りの踊りのフレーズもあるそうなのですが、何処でしょう。花のワルツは昔、有名なクラリネットのフレーズを吹いたことがあるのですが、そこでは無いのかなあ。その前の金管のフレーズかな。なんとなくあたりをつけて聴いてみたけど分かりません。火祭りの踊りに至ってはフレーズすら思い浮かばないです、残念。
二回目の
‘’CRAZY GONNA CRAZY…‘’
‘’LOVE YOU GONNA TAKE YOU 2人踊り続ける‘’
今度は優しく優しくそっと包み込むように、微笑も湛えて歌う丸山くん。
危機的状況に颯爽と現れた王子様に助けてもらったというところかな。つい最近、塔の上のラプンツェルのDVDを見たところなので、今、頭に思い浮かんでいます。
金管楽器がハッピーエンドを導くかのように加わってダイナミックに。
‘’CRAZY GONNA CRAZY星が降る公園を LOVE YOU GONNA TAKE YOU あざやかに色染めて‘’
オーケストラの演奏が盛り上がると共に丸山くんの歌も、色染めての辺りから一段と明るくなって鮮やかな歌声になっていきます。
‘’長く清らかな道を歩いてく‘’
堂々と胸を張って、力強さも。
‘’ついてゆくよ ずっと 夜が明けなくても‘’
丸山くんの歌も演奏も、そして物語も最高潮へ。
‘’CRAZY GONNA CRAZY…‘’
最後は余韻を楽しむように。
低音の伴奏が効いていて、楽しいです。
一流の皆さんによる演奏にワクワクうっとり。素敵な編曲で楽しかったし、オーケストラの魅力を存分に味わえました。クラシックに詳しくない私でも、もっと色々と聴いてみたいなと思えました。
丸山くんは何度もある同じメロディーを、声色を変えや強弱を付けて、歌に物語を与えるように歌っていてとても良かったです。
後半に進むにつれてリラックスしていっているように見えたし、一曲まるごと歌っても声がへたれていない。
今までもソロで歌うのを聞いたことがあるけれど、テレビだと緊張するのか、途中で息が苦しそうだなと感じることがあって。それが今回は全く無かった。
甘くて優しいけど甘すぎず、伸びやかで、耳に心地よい素敵な歌でした。
丸山くんも音楽劇をやったらいいのにな。もともと持っている声が良いし、トレーニングもできるし更に素敵な歌手になるのじゃないかしら。
セッションが終わって、オッケーですの声にビクッとする丸山くん。
歌の世界に入り込んでいたのでしょうか。
会心の出来だと思うけれど、大きなリアクションを取るでもなく、ホッとしたような照れたような、はにかんだ表情を見せて、オーケストラの方々に深々と礼をして、指揮者と握手をするのが印象的でした。
テレビ誌によると、丸山くんはリハの合間に団員の方とコミュニケーションを取って、楽器について色々聞いていたらしく、コントラバスを試奏する様子が載っていました。
これも何度も言ってますが、丸山くんにウッドベース(コントラバス)を弾く楽曲か、ドラマか映画の役が来たら良いのにな。
言霊、言霊。
その前に、ドラマといえば丸山くんのスペシャルドラマが決まりました。
おめでとう!
「誘拐法廷〜セブンデイズ」松嶋菜々子さんの主演で、丸山くんはバディを組む弁護士役。世の中お金が全てだと思っている、味方か敵か分からない役どころとか。
あのお髭の丸山くんが見られるんですね、
楽しみです。