∞の聴こえる部屋で

関ジャニ∞のこと、主に丸山隆平くんのこと、綴ります

三馬鹿さんとやすばさん

最近、三馬鹿さんとやすばさんについて考えていました。

いや、さん付けする必要はないのだけれど。

それほど親しくない人をいきなりあだ名で呼ぶような、そんな馴れ馴れしいこと畏れ多くて出来ないわって気がしてしまって、どうもすんなり使えない名称なのです。

こう呼ばれ始めた頃をリアルタイムで知らないからかな。

3人或いは2人だけに通じる意識とか醸し出す独特の空気があって、それが顕在するときに初めてこう呼ぶのかな、とか。

単に横山くんとすばるくんと村上くんが集まれば「三馬鹿」で、すばるくんと安田くんが寄れば「やすば」というのではないのかな、とか思ったり。

 

アルバム『ジャム』のユニットが発表されてから、待ちに待った組み合わせだと歓喜するeighterさんの声を多く目にしました。

彼らが過ごしたJr.時代からのことを知るには、断片的に書き起こされたエピソードを読むか過去映像を見ることでしか叶わず、頭で知って感情も揺れるけれど、なんとなく肌身で分からない遠い昔のような感じがしていました。

自分の内側から湧き上がるような、心からの、待ちに待ったという気持ちにはなれていないのかな、なんて。

 

そんな中で月刊Songs 7月号の、すばるくん、横山くん、村上くんそれぞれがユニット曲について語る記事を読んだのですが、ちょっと心に刺さるものがありました。

 

3人で歌うことが決まった時に、自然と頭の中に曲が鳴り始め、曲は自分で作ろうと思ったけれど、歌詞は自分だけでなく3人全員の言葉があった方が良いと思ったというすばるくん。

 

3人とも共通している言葉があったりして、それは面白いと思いました。

自然と共有しているところがあるのかもしれないですね、やっぱり。(すばるくん)

 

歌のパートにも彼なりのこだわりがあって「ここはヨコと村上に歌ってほしい」と言われたんです。

歌入れの時もすばるが立ち会ってくれたんですけど、「想いを乗っけて歌ってほしい」と言っていたので技術的な面ではなく感情を大事にして歌いました。(横山くん)

 

向かう方向は一緒だったので何も心配することなく、すばるに任せたというか。

レコーディングに関しても、すばるが強いこだわりを持っていたので、その気持ちを大事にしっかりと歌いました。(村上くん)

 

すばるくんの中で当り前のように曲の方向性が決まって、横山くんと村上くんは1ミリも疑うことなくすばるくんを信頼している、そんなふうに受け取れました。

3人が過ごしてきた時間や、そこで味わった様々な感情の多くが共通しているからなのかなと感慨深かったです。

 

先日放送された関ジャニ∞クロニクルのいきなりドッヂでも見られましたが、横山くんと村上くんが長らく2人で食事に行っていないという話になると、だいたい横山くんが「いまさら行かれへん」って言うんです。

そしてすばるくんがいる時は、こそばゆい気持ちになっているのか所在無げにしていて、でもちょっとだけ嬉しそうに見えるんです。

 

さんざん一緒にいて、楽しいことも嬉しいことも、辛いことも悲しいことも分かち合って、喧嘩もして、恥もさらしあって、互いに感情を刺激しあうような青い時代を過ぎての、「いまさら」。

お互いの思考が分かりすぎるから、「いまさら」2人で食事に行ったり飲みに行ったりして話すべきことなんて無いよ、ってことなのかなぁなんて考えていました。

でも、すばるくんと横山くんは2人で遊ぶんですよね。

なんか不思議な関係だな、「三馬鹿」さんって。

3人の想いがのったユニット曲を聴いたら、また新たな感情になるのかな。

楽しみです。

 

 

それから、すばるくんと安田くんについて。

関ジャニ∞のジャニ勉の2/∞がこの2人だった時 、「やすば」だと沸いているeighterさんがいる一方で、私はなんだか見たことのない2人だなと思っていました。

噂には聞いていたけど目の当たりにするのは初めてのような。

まさに、8UPPERSライブDVDでの安田くんからすばるくんへの白紙の手紙そのまんまの光景だな、と。

 

一緒に買い物行ったりするとあんまり普段言わないんですけど「おっ、やす、これ似合うんちゃう」とかそんなん言ってくれるわりには、店員さんに「Sサイズありませんか」って聞けなくて、そのたんびに僕が「すいません店員さんSサイズありませんか」って聞いたのを思い出します。(安田くん→すばるくん)

 

それからこんなことも言っています。

 

これからも1番とは言わんけどメンバーの中で何番目かに愛してください。

 

すでに発売中だったこのDVDを買って観た当時は、安田くんって素直で可愛らしい子やなと思っただけです。

だけど濃厚に過ごした2人の時間があったから、出てきた言葉なのかなと今になって思います。

 

先日のクロニクルのいきなりドッヂで、ゲストの方に夢を語るというミッションボールを、すばるくんに当てたがったのは安田くんでした。

 

渋谷の夢ってなかなか出てこうへんから。

雑誌とかでも夢語るときに、渋谷の熱い夢ってあんま聞かへんから。(安田くん)

 

数年前、何番目かに愛してくださいなんてキュンとする乙女チックなことを言っていた安田くんが、すばるくんの秘めた熱い部分を表に出させようと画策しているのを見ると、2人の関係性の変わったところと変わらないところに思いを馳せずにいられませんでした。

 

関ジャニ∞'sエイターテインメントのライブMCで、ドームの好きな景色の話になったときも、バンドで右側の立ち位置から見るメンバーの横顔(丸山くん)、バンドで後ろから見る皆の姿(大倉くん)、開演前のそわそわした観客の雰囲気(錦戸くん)などと、それぞれ客観的に見ても素敵だなと思われる景色をあげていくのに対し、すばるくんは「おっぱい」と答えます。

メンバーがやいやい言った後、安田くんの纏めが「照れ隠しですね」。

ライブMC中に真剣モードで気取ったことを話すのは照れるから言いたくないというすばるくんの気持ちをすぐさま察して、照れ隠しと表現したのか、と。

そこ、瞬時に汲み取っちゃうのが「やすば」なのか!なんて思ったりしたのですけど、どうなんだろう。

 

こんなひとつふたつのエピソードでおさまるものではないのだろうけれど、過去の時間があっての今なんだなと、当然のことながら実感するというか。

過去のことも、今の関係性も、本当のところは知り得ないから、どこまで行っても想像でしかないのだけれど。

私にとって彼らは、『関ジャニ∞物語』の登場人物のようなものだから、その心情や関係性、背景などを推し量って妄想するのも、アイドルの楽しみ方のひとつかなと思っています。