∞の聴こえる部屋で

関ジャニ∞のこと、主に丸山隆平くんのこと、綴ります

渋谷すばるくんが歌う『スローバラード』

 

すばるくんが出演したNHKの音楽番組「歌謡チャリティーコンサート」を見ました。

とても良かったです。

 

清志郎さんの歌を初めて聴いたのはいつだったか。

10代の頃か20歳になっていたか、『雨あがりの夜空に』をテレビでよく耳にしたと記憶しています。

曲調がカッコ良いと思ったし、清志郎さんの声で歌われるちょっと色っぽい歌詞にもドキドキしていたように思います。

 

その後、もう少し大人になってから手にしたRCサクセションのベストアルバムで、良いなと思ったのが『スローバラード』。

切なくて心がかきむしられるようでいて、どこか甘い気持ちにもさせてくれる清志郎さんの歌を、大切なものを思い出すような気持ちで聴いてきました。

 

時は流れ、一回りも年下の関ジャニ∞の音楽に魅せられてから数年、すばるくんが「The Covers」という番組で『スローバラード』を歌いました。

好きだった曲を、好きなアーテイストが歌うことで、ますますその曲を好きになるという経験をしました。

 

すばるくんがソロでリリースした『記憶』に収録されている『乗っかりトレイン』を聴いたときには、歌詞が『雨上がりの夜空に』を想起させて、すばるくんは清志郎さんが好きなんだなと嬉しく思ったり。

 

すばるくんの『スローバラード』が音源になったのは、カバーアルバム『歌』です。

もちろんこれも良いのだけれど、アルバム発売後に行われた「渋谷すばるLIVE TOUR 2015」のDVDで聴ける『スローバラード』がものすごく熱い。

 

赤いコードを手に、今にも泣きだしてしまいそうな表情で、魂の叫びを吐き出すかのように歌う姿に圧倒されます。

管楽器のアレンジも最高にカッコ良いです。

 

「歌謡チャリティーコンサート」でのすばるくんは、もう少し優しくて、

♪あの娘の寝言を聞いたよ~

のところなんて、あの娘のことが本当に愛おしくて、思い出したら照れくさくなっちゃったって、そんな感じでした。

 

甘くて、切なくて、ふっと見せる微笑みにドキッとして、切々と歌い上げるところでは胸が締め付けられて。

良かったなあ。

 

清志郎さんを追悼する場面での歌唱は、特別な思いがあったでしょうし、緊張していたかもしれません。

関ジャニ∞のファンとしては、清志郎さんを敬うように丁寧に、オーケストラをバックにのびのびと歌うすばるくんが、とても誇らしかったです。

人の心をうつ歌というのは、歌い継がれていくもので、様々なアレンジで聴かせてもらって、改めて良さに気づいたりするものだと思うから、すばるくんにはこれからも堂々と歌っていって欲しいなと思いました。