関ジャム完全燃SHOW ♪Automatic 丸山くんのラブソング
キュンとするラブソングを、いつか丸山くんがソロで歌ってくれたらいいなあと夢見ていたら、そんな日がやってきた。
関ジャム、ありがとう。
仕分けでツブサニコイを歌ったこともあったけど、緊張感がすごかったからね。
丸の大切な日で、歌って難しいね、と書いていた日の収録だと想像する。
“ここに” のときも、歌にもっと気持ちを込められるようになりたいと思ったと雑誌で言っていた。あれから、歌について言及することが増えた気がする。
表現って底がない。
歌が好きだ。
歌は奥深い。
うまく歌うことと、いい歌を届けることと、何やら模索しているような。
やるべきことはなにか。僕の中の何かを燃やして届けることなのかもしれない、と。
色々なことがあって、感情を届けたいという思いが、より一層強くなったのかもしれないな。
そんな丸山くんの Automatic。
“君”が好きだという想い、幸せだという気持ちが、ポロポロとこぼれ落ちるような歌だった。
初めて恋を知った少女のような初々しさと、30代半ばの大人の色気。両方を同居させて成立させられる、丸山くんの魅力が溢れる歌だった。
感情を表現するために、細部の技術にこだわったのか、感覚で歌っているのか。
もともと、歌を感覚的に掴むことに長けている人だと思うけれど、さらに、メロディーを研究し歌詞を読み解いて、技術的な練習も重ねているのかなという感じがした。
始まりは息を多めに含んだ艶っぽい声のフェイクから。
なぁ(吐息)な回目の ベェ(吐息)ルで受話器を取った君
丸山くんの持ち味でもある、母音をまったり気味に歌う歌い方にプラスされる吐息。
“君”と歌うと同時に “君” のことを思い浮かべているかのような微笑み。
なンまえを言わなくても 声ですぐ分かってくれる
色っぽい流し目。
“君”が自分のことをどれだけ分かってくれているか、思いが至って照れているみたい。
小さい“ン”が入るのもポイント。
目を瞑って、愛しい“君”に思い馳せて、なんなら受話器を取った君…のあたりから、じわじわ頬が赤くなっているようにさえ見える。
…こぼれ落ちるメロディー
優しい発声と、フッと嬉しい気持ちがこぼれたような吐息。左手をおろして揺れる仕草がとても可憐。
リズムを取るように、あるいは感情を表すように、広げたり人差し指を振ったりして、次々と表情を変える左手の動きも見逃せないし、マイクを持つ右手の格好、特に小指の形も好きだなあとしみじみ思う。
声を聞けば自動的に…
ここで唯一のファルセット。
サビの情熱的な盛り上がりを前に、会えなくて切ない rainy days を一瞬だけ感じさせるよう。
側にいるだけで その目に見つめられるだけで
こちらに伸ばす手と、誘うような艶っぽい視線。絡め取られてしまいたい。
ドキドキ止まらない Noとは言えない
恥じらうように俯いく初々しさ。さっきまで視線で誘ってたのに。ギャップがたまらない。
抱きしめられると 君とparadaiseにいるみたい
自身を抱きしめるように左手を体に沿わして、踊るように体を揺らす妖艶さ。
フレーズの終わりを抜くように優しく歌ったり、歌い上げてフォールしたり。
It's automatic はしゃくったり。
メロディーを繰り返すたび、徐々に感情が高ぶって情熱的になっていく様にドキドキする。
抱きしめられると 君と paradise にいるみたい キラキラまぶしくて wow wow …
I feel so good
惚れ惚れするフェイク。
キュッと右頬を上げる仕草にもドキッとする。
情熱的に歌い切ったと思ったら、照れくさそうに耳の後ろに手をやるいつもの癖。
はにかむ笑顔と共にあらわになる右のエクボ。
なんて可愛らしくて色っぽくて魅力的なんだろう。
それなりの年月、丸山くんのファンをやってきたつもりだったけれど、なんだか次元の違うところに落ちてしまったみたいだ。
全国デビュー15周年、おめでとう、ありがとう
関ジャニ∞全国デビュー15周年、おめでとう。
そして、この日を関ジャニ∞として迎えることを選んだ、横山くん、村上くん、丸山くん、安田くん、大倉くん、心からありがとう。
この二年、大きな変化のあった関ジャニ∞のみんなについて、感じたことを少し。
いつからかメンバーやゲストの話を細かく拾ってフォローしたり、要所をまとめて正しい方へ導くようになった横山くん。
“15周年で終わりじゃない、ここからも関ジャニ∞はやっていく”
ここぞという時に言葉をくれるところも心強い。
迷いがなく現実的なところもあると思っていた村上くん。
安田くんの体調を気遣って祈る様子や、ライブで力尽きてしまうところを見て、実は、信心深さや繊細で気遣いな部分が大きい人なのかなと感じたりした。
“5人でやりたいことなんてなかった”
誰よりも戸惑いを感じているのも、村上くんかもしれない。
“大好きな人たちの前では素直でいたい”
今、素直な丸山くんでいることができているなら、嬉しい。
“音が鳴ってしまえば僕らはひとつ”
5人の関ジャニ∞でも、そう感じられると良いね。
丸山くんの心が満たされていることが、何よりの願い。そして、一日でも長く、ベースを弾く姿、歌う姿、踊る姿を見ていたい。
“関ジャニ∞は5人でやっていきます”
そう話す丸山くんは、とても頼もしく見えたから、心配よりも信じている。
命に関わるような大病をしてなお、人生で経験することに無駄はない、病を患って良かったと言える安田くん。
“誰かのために生きる人生は決して悪くないものです”
“人はムリしてでも立ち向かうときがある”
その使命感には尊敬の念が絶えない。
同時に、大事がありませんようにと祈らずにいられない。
悔しさや辛さをバネに努力し続けることが出来て、その想いを的確に伝えることもできる聡明さを持つ大倉くん。
“傷だらけでも、泥臭くても、前を向いて、上を目指して行こう”
“今は5人で結束しています”
大倉くんの言葉は信頼できる。
十五祭の演出は素晴らしかった。
これからも関ジャニ∞のライブで中心となるのは大倉くんなのかな。
どうかドラムも手放さないでね。
ドリームフェスティバル出演、47都道府県ツアー Upd8、ドラマ主題歌「友よ」、次々新しい発表がされて、突き進む関ジャニ∞に楽しみと喜びで感情は高ぶっている。
一方で、5人の関ジャニ∞に実感が無いままのような気もする。
早く関ジャニ∞の音楽を浴びたいな。
16周年目へと踏み出す関ジャニ∞。
その歩みが、順風満帆となるか波乱万丈となるか分からないけれど、彼らがもうやりきったと思うところまで、突き進めますように。
亮ちゃんのこと
十五祭を観て、関ジャニ∞はまだまだ続くんだと確信したばかりだったのに。いや、関ジャニ∞は続くことは間違いなかったけれど、形が変わってしまった。
噂が出ているのは知っていたし、直近の番協に錦戸くんが居なかったことも見てしまったし、関ジャムの放送が丸山くんが教えてくれた収録順じゃないんだなと気になったし、今思えば小さな小さな不安はあったな。
直視したくなくて、前向きな言葉をくれるメンバーだけを見て、関ジャニ∞は大丈夫だと信じ込もうとしていたのかもしれないな。
カッコいいと思うものが似てるって、一緒にやっていく中で大事だと思う‥だったか。
∞祭のほほえみデートで、丸山くんと関ジャニ∞の好きな曲について話し合ったときの、錦戸くんの感想。
あれから、7年も経つんだもんね。
環境も、経験も、人生観も、価値観も、変わる。
僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、発信していきたい。
最後なのに、余りにもあっさりした言葉。これも錦戸くんらしいということなのかな。
ananでの亮ちゃんのことばが蘇る。
音楽においては表現力というより、自分で曲を作っているかどうかが大事だと思うから。
自分が作ったメロディを歌っているかどうかです。
僕は作詞もしますけど、正直、言葉の引き出しがないなって思って。
錦戸くんの作る曲、大好きだった。
歌声もどんどん魅力的になっていってた。
バンドの関ジャニ∞はいちばんカッコいいって言ってくれて、すごく嬉しかった。
関ジャニ∞はバンド演奏しながら、錦戸くんや安田くんの作曲した楽曲も時々やりながら、やっていくんだと思っていた。そうして欲しかった。
音楽を追求すればするほど、他のアーティストたちの自己表現に触れれば触れるほど、ジャニーズアイドルとしての表現と、錦戸くんの思うエンターテイメントとの乖離が大きくなって行ったのかな。
想像でしかないけれど、それくらいしか、今の悲しさ、寂しさ、悔しさを落とし込めるところが無い。
錦戸くんは、きっと何処にいても、自分の思うところに向かって自分のできることを頑張る人だよね。
また何かで姿を見るのを楽しみにしている。
それから、横山くん、村上くん、丸山くん、安田くん、大倉くん、関ジャニ∞を続ける選択をしてくれてありがとう。
もう、たとえ表現が変わっても、好きでいるんだろうなというところまで来てしまったから、丸山くんが関ジャニ∞である限りエイターでいる。
十五祭、そして関西デビュー十五周年
京セラドーム大阪で開催された関ジャニ∞の十五祭に行ってきた。
風が強くて幟の写真がうまく撮れてないね。
∞祭のときも十祭のときも、関ジャニ∞のファンだったけれど、現場には行っていないから初の周年ライブだ。
ライブ前は、関ジャニ∞の十五年を詰め込んで “祭” を冠したライブなんだから、楽しいに決まっていると思う一方で、また過去の楽曲を6人に編成し直さなくてはならないなんて、どうしてこのタイミングだったんだと、詮無いことを憂いたりもしていた。
ライブを観てはっきりしたことがある。私の中で、関ジャニ∞はもう6人になっているんだなということ。
披露された数々の楽曲にも、驚くほど違和感がなかった。歌割りの変更に気付いても、苦しい感情が伴わなかったと言ったほうが良いのかな。
セトリのプレイリストも作ってみたけれど、十五祭の6人の歌声と演奏を上書きしたくなくて、聴けていない。
記憶は薄れつつあるけれど、覚えていることを少し書き留める。
オープニング映像は、メンバーとの別れをあやふやにせず、関ジャニ∞の歴史を辿るもので、十五祭の持つ意味を端的に表していたように思う。
∞'o'clock十五祭バージョンでの始まり。こんなに格好いい曲だったんだと驚きがあった。
丸山くんのしなやかなダンスが見たくて、いつかやって欲しいと願い続けた二人の花。イントロが聴こえた時には、声にならない声が出た。
横山くんと村上くんが歌うはにかみオブリガード。俺たちは前しか見ないんだ、という歌詞が、心からの叫びのように聞こえて震えた。
StreetBluesでは、安田くんの豊かな表現力と、丸山くんの甘い声とポーズに魅せられ酔わされた。
大好きだったカップリング曲、花であれの演奏を聴くこともできた。
強い風に吹かれ 今にも倒れそうな体で
それでも強くなろうと笑う
そんな一輪の花であれ
たとえ壁にぶつかっても、前に進もうとする関ジャニ∞らしい歌詞だから、選んだのかもしれないな。
ロイヤルミクルストーリーには初披露の初々しさを感じ、すばるくんのパートを抜いたこともフラットに受け止められた。
Black of night は、安田くんがその時の関ジャニ∞に必要だと思って作った曲だったはず。それを、踊れるようになった安田くんが、生き生きと踊って見せてくれたことが感慨深い。ライブ終わり、踊れるようになったよ!と言った安田くんに感涙。
ナイナイアイラブユーは、横山くんのトランペットと大倉くんの深い低音が光っていた。関ジャニ∞には武器がたくさんある。
振り付けによって、波のように揺れるペンライトの明かりが情緒的だった大阪ロマネスク。
勝手に仕上がれでドームが一体となる高揚感はすごい。6人でも、ハーモニカがなくてもセトリに入ったことが嬉しい。丸山くんのスラップに錦戸くんの丸山!、これからも聴き続けたい。
Tokyoholic の安田くんと錦戸くんの掛け合いも良かった。6人バージョンを聴き直したくてウズウズしている。
ハーモニーの美しさに感嘆した咲く、今。、特に丸山くんの歌い方が好きだ。
ひとつのうたを一緒に歌えたことは大切な思い出、ハッとするほど村上くんのソロが良かった。
8月25日は関ジャニ∞が関西デビューを果たした日。一日遅れの、十五周年おめでとう!
8人間時代があって、7人時代があって、今、6人の関ジャニ∞がいる。
同じ時代を過ごせていることに感謝でいっぱいだ。
出会って別れて 笑って泣いて
僕らは今 はじまるから
ずっと懸命に咲いてみるから
それぞれの今 はじまるから
寂しい印象を持っていた咲く、今。がライブでは違う歌のように聴こえた。力強くも美しい歌声に、6人で刻む新たな歴史を、光に満ちた未来を、確かに予感したんだ。
“関ジャニ∞の旅はまだまだ続きます”
パンフレットのこの言葉がすべて。
丸山くんの粕汁
すっかり定番になった丸山くんの粕汁。
初めてメディアに登場したのは2011年、ワイルド7の宣伝で出演していた、はなまるマーケットだったと思う。
お母様直伝の粕汁、大根、にんじん、豚肉、ちくわ、油揚げを出汁で煮込んで、酒粕をとき入れ味噌で味を調えたものと紹介され、丸山くん自身が料理する映像も流れた。
東京の生活が長くなると実家に帰って粕汁を食べる機会が少ないので、自分で作れるようになっていた方が良いかなって。
恋しくなった時にぱっと作れるように。つい最近覚えたばっかり。
切り方だったり分量とかもお母さんに教えてもらった。二回目です、今日作ったの。
まだ料理を始めたばかりだからか、大根の切り方がちょっと危なっかしい。
お味は酒粕が効いて優しいと好評。二回目にして番組で出すなんて‥と不安がっていた丸山くんも、美味しいと言ってもらって良かったと安堵した様子だった。
故郷の母の味が恋しくて、粕汁を作ろうと思ったことが、丸山くんが料理を始めるきっかけになったのね。
2012年、ほほえみデート。
ライブDVD8EST初回限定盤Bの特典映像。
季節外れでごめんね
俺はこれしか作れへんけど一生懸命作るから
食材の買い出しを済ませ、汗をかきかき粕汁と錦戸くんの好物の明太子入り卵焼きをつくる丸山くん。
それを食べた錦戸くんの感想は、
オレ、初めてやんな
すごいやん、すごいやん、すごいやん、すごいやん
これ(卵焼き)も作ったん? こげてへんやん、すごいやん
こんな出来ると思ってなかった
うわぁ冬の味やな、めっちゃ美味い
美味い 美味い
すごいやんと美味いを面白いくらいに連発する。本当に美味くて嬉しかったんだろうな。丸山くんはといえば、まるで好きな人に初めての手料理を振る舞ってドキドキしている乙女のよう。
そんな二人を見ていたら、ほほえまずにはいられない。
スタジオでVTRを見ていたメンバーも、愛情たっぷりやなあと感心しきり。
このとき錦戸くんからは、あの名曲“いっこにこにこ”が生まれる。久しぶりに見たら、感極まって泣けちゃった。
2014年、24時間共同生活。
JUKE BOX初回限定盤。
24時間に渡る罰ゲームを終えようとしているメンバーのため、丸山かあさんが腕をふるう。朝食におにぎりと粕汁。豚肉ではなく鮭を使っている。
冷たい空気の中で粕汁であったまってもらえたらなって思うんです。
優しい丸山かあさん。
さて、子どもたちの反応は?
これ、あれちゃうん
粕汁?
まる作ったん?ほんまに作ったん?すげぇ伝説の
俺、初めてのむわ
ありがとうおかあさん
おかわりいっぱいあるから
ほんまに美味い
なにこれめっちゃ美味い
素でしみるなあ
優しさたっぷりの粕汁にご満悦。朝から粕汁をつくってくれるかあさん、良いね、ほっこりする。
同じく2014年、トーキョーライブ24時。
手作りの粕汁をわざわざテレビ局まで届けて差し入れる丸山くん。スタジオでは無くパネルでの出演。
直ぐに丸山くんの粕汁だと分かる安田くんがとても嬉しそう。癒やされたかな。
2017年、人生最高のレストラン。
同局で始まるペコジャニ∞の宣伝に、代表で丸山くんが出演していた。
自宅の冷蔵庫に貼ってあるという、お母様手書きのレシピが登場する。
帰らなきゃ食べられないって、寂しいなと思って。自分でも作れたら、いつでも家の味が食べられるし、実家に帰ったような気持になるというか。ひとつの、自分をリセットしてくれる神聖なものだと思ってるんです。
丸山隆平のおいしいものとは?
また明日一歩頑張れるための、エネルギーの源ですかね。この一食は次また帰ってくる一食じゃないじゃないですか。時間と一緒で。だからその瞬間をベストで楽しみたい。
一食一食にこだわり食べることを大切にする、丸山くんの食への向き合い方が伺える。
この番組でdancyu好きを明言したことが、後々サタプラを通して植野編集長との交流につながっていくのかな。
もう少し前の、ぬ〜べ〜の番宣で出演したおしゃれイズムでも、dancyuの表紙が良いとかなんとか言ってたこともあったかな。
2019年、満を持してdancyuの連載開始。
丸山隆平の美味しいってなんだろう?
第一回 胃袋のホームシック
原点の味は母親がつくってくれた粕汁です。
いつから美味しいと思うようになったのか、自分でもわからないくらい、当り前の、日常の料理でした。
東京に出てきてからですね、自分にとっての特別な料理だと感じたのは。
無性に食べたくなるときがあって、そんなときは自分でつくります。母親に書いてもらったレシピを冷蔵庫に貼っています。
大根、にんじん、糸こんにゃく、油揚げ、豚肉、ちくわを煮て、酒粕を入れ、合わせ味噌で味を調える。
粕汁をつくっていると、落ち着くような気がするし、東京にいても故郷に戻った感じがします。ストーリーや思い出なども含めた何かが、美味しさにつながるのでしょうね。
東京で生活している僕にとっては、胃袋のホームシックをなだめてくれる、大切な料理なんです。
それなりに美味しいものはできますが、母親のものとは微妙に味わいが異なる。僕がつくったのでは出せない美味しさがあるんです。
すっかりつくりなれた感のある粕汁。お母様に書いてもらったレシピも、折り目のところが裂けている。
丸山くん自身が故郷へ思いを馳せ、自分をリセットするための料理でもあり、何かの折に、仲間へのお疲れ様やありがとうを込めてふるまう料理でもあり。
これからも、抱える思いを変えながら、一緒に食べる人を変えながら、丸山くんの人生に懐かしい粕汁があり続けるのでしょう。
丸山くんのベース道〜丸の大切な日とananと〜
《今朝、部屋でお相手してくれた子》
《今日はこの子。弾き比べてタイプは?みたいなことで出会った一本》
《今朝はこの子。この子もいい子。朝から褒め殺して、弾いたのさ》
《最近のお気に入りちゃん。良い色してるでしょ?》
《もっと上達して、この子達に見合う男にならなきゃな》
まるで、愛しい想い人の話でもしているように連日綴られる、丸の大切な日。
どうやら丸山くんは、朝ベースを日課にしたらしい。
撮る・撮られるって、ベッドインしているようなもの。音楽のセッションもそう。これ!っていう感覚とかライブ感が生まれると楽しい。
ananでこんな話をしていたものだから、ベースを女性に変換して、なんやかんや想像するのも容易くて、写真に映り込むカーテンやベースを掻き抱く腕も、一層、想像力を掻き立てる。
わざとなのかしらね。だとしたら、まんまと乗せられて喜んでしまっている。
そんな言葉遊びみたいな文面の向こう側に、楽しみながらも、真面目に、真摯に、心を打ち込んでベースに励む丸山くんが居る。
《楽器って知れば知るほど面白い》
《こう言うのが、追求してみたいって欲求なんやな》
《楽器って、奥が深い》
《もっと上手くなりたい。小手先じゃなくて、本当の意味で》
《今までにない場所に踏み入れてみたくなった》
《まだまだその先なんて、めちゃめちゃめちゃある》
暗闇を手探りで進むのではなく、光が指すその先に、まだ見ぬ新しい世界が必ずあることを知っている、だから進むんだという強い意志が伺える。
丸山くんはどんな人が好きか。
こういうことを俺はやりたい!って叫んでいるような人。色っぽいしね。
丸山くん自身が語っていたように、今の彼はとても色っぽいと思う。
若いというだけで、儚くもキラキラと眩しい美しさは、影を潜めてきたかもしれないけれど、35歳の大人の経験と自信から滲み出る、凛とした美しさを感じるようになった。
僕自身、グループや自分というフィルターを通して、できるだけそういようとしてるから、バンドの時はそんな気持ちが素直な音として出るのかも。
前は楽器を弾きながらもニコニコしたり手を振ったりしてたけど、楽器や音楽の難しさを知れば知るほど、シンプルに弾くようになって何もしなくなった。ちゃんとした音を、聴いてくれる人にちゃんと届ければ、それで十分なんかなって。
音を届ける。すごく嬉しい言葉だった。
丸山くんから発せられる音を聴きたい、感じたい、そう思う気持ちは日々強くなっている。
関ジャムがあることで、その機会は格段に増えたものの、やっぱり関ジャニ∞の中で聴きたいなという気持ちは強く、初披露のcrystalで丸山くんの音が聴けなかったことは残念だった。
番組側の事情は理解できるけれど、他のバンドと違うのは、音源そのものが関ジャニ∞の音ではないことが殆どだということ。
だからこそ、テレビでも極力、生演奏にこだわっているのかなとも思っている。生の空気感を大切にしているとか、本人たちが楽しいというのもあるだろうけれど。
《最後は生じゃなくて半熟やったな》
すぐに、丸山くんが自ら触れてくれたんだと思った。
ジャニーズという華やかな世界で、歌い踊りパフォーマンスすることにプライドを持っている。同時に、バンドでは生の音を届けたいと思っているんだよ、という気概を感じて、ほっとした。
前日からのモヤモヤも、丸山くんの言葉ひとつで立ち直るなんて、我ながら単純。
全部なんて忙しくて到底無理なことは言わないから、6人で演奏したシングルを1曲、そろそろ発売しても良いんじゃないかな。
‥‥‥‥‥‥‥‥
ここまで書いていたところで、ジャニーさんの訃報が届き、夜になって、丸の大切な日が更新された。
丸山くんが悲しみを前に揺れている。その存在が大きければ大きいほど、受け止めるのに時間がかかるだろう。
それでも、変わらないワクワクとドキドキを約束してくれる。
丸山くんが楽しいと思うことを、やりたいと思う道を極めて行ってほしい。それを見せてもらえることが、私のワクワクとドキドキになるから。
関ジャム♪NO.NEW YORKと、6人の関ジャニ∞への思い
NO. NEW YORKのセッションについて、丸山くんが雑誌のインタビューで話していた。
今回はギター、ベース、ドラムというバンドの屋台骨をやってる3人が関ジャニ∞から参加させてもらったでしょ? ほぼ関ジャニ∞として勝負しにいったような感じなんで、布袋さんの目にどう映ったのかなっていうのはちょっと気になるかな。
布袋さんから、良い音してるねと声をかけてもらって、
なんか嬉しかった。ベースそのものの良さに、僕の今まで弾いてきたものが乗っかったってカンジっすかねぇ。
関ジャニ∞というバンドをやり続けてきたんだという気概を感じるし、かつては無さそうだったベーシストとしての自信が、丸山くんの中に着実に積みあがっているのが分かる言葉だった。
新しいベースについて教えてくれるときも、文字の向こうに丸山くんの高揚した気持ちが透けて見える。
最近蔵出ししたやつ。日本のベースを作る技術もあがってんねんなって。
ウェブでも、
可愛いでしょ?珍しい最近手に入れたベースちゃんなの。
丸山くんが楽しんでいることが伝わってくるから、そのベースのことを少しでも知りたいと思う。読めそうで読めないロゴを、虫めがねを駆使して判読しようとするくらいには。
八弦小唄という大阪のリペア工房が、60年代のJAZZ BASSをモデルに製作しているベースらしい。たぶん。
綺麗なサーフグリーンのボディに、芯のある豊かな音色、お洒落なペイズリー柄のケースが素敵だな。
そうそうたるギタリストたちとのセッション。
関ジャニ∞が誇るリズム隊がしっかりと曲を支え、関ジャニ∞のリードギター安田くんが素晴らしい表現力で臨む。
延々とぶれないリズムを刻む丸山くんのベースと、間奏部分で一際激しくなる大倉くんのドラムが、この上なく好きだ。
シャツに腕まくりで、黙々とダウンピッキングを繰り出し、一瞬だけフッと微笑みを見せつつも、職人に徹する丸山くんの演奏に、幾度と心を捕まれる。
演奏後、弾むようにゲストの方と握手を交わす様子にも、溢れる喜びを感じて嬉しくなる。
時にセクシーに、時に晴れやかな笑顔で歌い、レジェンドに食らいついて演奏する安田くんも、正確でしなやかなドラムプレイをさらりとやってのけ、演奏後に満足そうな表情を見せる大倉くんも、カッコ良かった。
ゲストの方々の貴重な話やパフォーマンスにリスペクトを示し、音楽好きを露にし、少年のように反応して盛り上がる関ジャニ∞、グループの存続なくては見続けられないんだなと思うと、どうかどうかと願わずにはいられない。
最近ようやく、7人への未練と6人への期待の間でゆらゆらと揺れていた感情が、後者に大きく進んで固まりつつあると感じていた。今回のセッションでさらに確かになった気がしている。今の関ジャニ∞の音楽をする力は凄いよねって。6人ならきっと無限大だよねって。
切っ掛けはたぶん、5月の終わりにエイターさんたちとお会いしたこと。
2/∞ロケ地巡りでご一緒したMさんとUさんと、再びUSJにご一緒して、色々と話を聞いて話して、気持ちに整理がつけられたんだと思う。
雨に濡れながらハリドリに乗るという非日常も、絶叫マシンで大好きな関ジャニ∞の歌声を聴くというのも、All you need is laugh が途中で止まっちゃったことも、良い思い出。
6人の関ジャニ∞の音楽を、早く、たくさん聴きたいという欲求が、今、最高潮に膨らんでいる。